第42話娘が好き

幸いなことに、ロナルドは彼女を玄関先まで送り届けただけで、中へ入ってくることはなかった。

家に着くと、腕の痛みはまだズキズキと続いていたが、アデラインは安堵のため息をついた。

今日、トイレに閉じ込められたことを思い出すと、どっと気が滅入ってきた。

学生時代を通じて、こんな風に標的にされたことなど一度もなかった。働き始めてすぐに、これほど直接的な悪意にさらされるとは誰が想像しただろうか。

もしその反感が仕事上のことだけにとどまっていたなら、彼女だって対処できただろう。しかし、これはあまりにも露骨な嫌がらせだった。

最悪なのは、あのトイレに監視カメラがないことだ。彼女の言い分を信じてくれ...

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